見方を変えれば

こんにちは。

弊社でデザイン・制作を担当しているスクイドです。

自分がDTPでの仕事に携わって20年以上経ちますが、

みなさんははじめて作った制作物を覚えていますか?

この会社に入ってはじめて自分で作り、実際に折り込まれたチラシ。

そりゃあもう今見たらなかなかにひどいものだったと思います。

もちろんロゴ等のガイドラインやデザインする上での守るべきこと、

やってはいけないこと等、制約はたくさんあると思います。

しかし何もルールを知らないが故にのびのびと好き勝手に作ったものには

自分色に染めてやろうという野心を秘めた魅力もあると思うのです。

「ありえない」を変える


例えば食品パッケージですが、

青色系をメインに使ったデザインは主に温かい食品において長年タブーとされてきました。

ですがそれをあえて逆手にとり、赤や黄色、緑色であふれる売り場でデザインが埋没しないよう

目立つ色として役立てる手段として取り入れられています。


「いらないもの」を商品に


デザインとは少し離れますが、

味は同じだが本来は破棄してしまうような部位や形の劣ったものを詰め合わせ、

それを知らせた上で本来よりお値打ち価格で販売する、いわゆる「わけあり商品」。

言い方は悪いですが、捨てるはずだったものが売れるなんて、願ったり叶ったりですね。

中にはわけあり商品があまりにも売れるあまり、そちらをメインに販売したり、

わざとわけあり商品を作るという本末転倒な事態になるとかならないとか…



今まで類を見ないもの、常識から逸脱しているものは大抵はじめは叩かれるものです。

それでもめげずに営業努力を続け、時代のニーズに併せてリリースできたものは

きっと何らかの成果を出せるでしょう。

今はまだコロナ禍の影響が続く特殊な状況です。

感染者の数が減っているとはいえ、まだまだコロナ対策を緩めるには早すぎます。

マスクもまだまだ手放せない必需品ですね。

以前からあったの物なのかは今となってはわかりませんが、

マスクケースなんてコロナ禍にならなければきっと発売されなかった商品だと思います。

この特殊な状況を生かした、見たこともない新しいデザインや商品を生み出せるような

先駆者でありたいものです。